感情のままに

流れ出る涙


それはいつだって

美しいものだと

思っていた


けれど


真実であるがゆへに

時に人を

深く深く

沼へ沈ませることもある



落とさない涙だって

あるのだ


心は全てを受け入れて

不合理でさへ飲みほして


何も知らないかのように

歩んでいかなければならない

瞬間だってきっとある



そのとき


ひとは


ひとつの強さを学ぶのだろうか・・


それとも


弱さと向きあうのだろうか・・



cdsky2