急行列車 小さくて脆くて 大切なものを 守るために 列車を 見送ることにした それは 急行列車だった 勢いよく 多くの人を 乗せて走る 小さくて脆くて たった一つの 大切なものを 守るために 喜んで 見送った 後悔はない そして 急行列車の 過ぎた後には やわらかな光が かすかに たしかに 残るんだろう